大切なかたへ贈り物をするとき、短い手紙を添えたいけれど、最初の出だしでつまってしまう。定型の時候のあいさつは堅苦しいし、それでいて子どもっぽくなく洗練された表現は・・・?そんなときに参考にしていただけそうな、季節の挨拶のことばを集めてみました。
四季の変化がゆたかな日本には、昔から手紙のはじまりに季節の言葉をつかって時候のあいさつを入れるという習わしがあります。
季節の言葉とは、旧暦をもとに二十四節気と七十二候からなる、季節のさまざまな表情をあらわした言葉のこと。草木や花、旬の食材、祭りなど、四季の微妙な変化をたのしむという日本人の豊かな感性が感じられる習慣です。
手紙のなかで、そんな季節の挨拶につづくのは、相手方への気遣いのことば。
「ちらちらと初雪の舞うころとなりました。皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。」といった具合です。
季節の流れをともに味わいつつ、気温の変化などによる相手の健康を思いやるというのは、いかにも日本人らしい心配りです。もちろん、旧暦の季節なので現代とは少しずれてはいるものの、今でも大切にされているのは心惹かれる魅力があるからなのでしょう。
時候の挨拶のことばは、数えきれないほど多くあります。「陽春の候」など定型の表現もありますが、プライベートの贈り物や手紙なら、自分なりの表現で季節感を伝えられれば十分。季節のことばの選び方について、いくつかポイントをご紹介します。
今朝、まっしろな雪化粧のなかで、寒椿の花を見つけました。
薫風さわやかな季節となりました。
手紙をひらいただけで、頭のなかに美しい風景が浮かんでくる。心地よい香りがふっと感じられる。贈り物と一緒にそんな素敵な言葉が添えられていたら、ほっこりとした時間をプレゼントできるかもしれません。
たとえ、ジメジメとした梅雨の時期であっても、あじさいの花を眺めているときは誰もが麗しい心持ちになれるはずです。
木々の葉が美しく色づいてきました、甲陽園の銀杏並木も美しいことでしょうね。
京都の街では、もう祇園祭のコンチキチンが聞こえ始めたでしょうか。
季節をたのしむ一瞬を贈るなら、手紙をうけとった方の環境に寄り添う表現もいいものです。受け取った方は、自分のことを思ってくれたんだなと感じられるはず。相手のお住まいの近くの風景やお祭りなど、思いを巡らしてみてはいかがでしょう。
薄紅色の桜のつぼみが、もうすぐ咲くからねと言っているようです。
今朝、初蝉の声を聞きました。いよいよ夏の到来ですね。
たとえば、春の訪れや梅雨明け。秋の気配が深まるころ。新しい季節の訪れをともに楽しむというのも粋なタイミングだと思います。
0120-221-071
0798-72-1846
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