ケーキハウス・ツマガリ:甲陽園のお菓子工房

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ツマガリ社長について

講演内容

「1992年インタビューに答えて」アトンション掲載文を要約より

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いい顔で挨拶できる人なら、うちの仲間なんだ

ツマガリでは、これまで製造、販売とも人を公募したことはない。どうしてなのか、今までホントにいい人に恵まれてきました。でもこれからは、キチンとしたパンフレットも作って、求人募集もしていくつもりですし、寮なども、もっと良くして豊かな職場にしていかなければ、やっぱり一流とは言えませんからね。そうするためにも手作りに関係のない部分をどう合理化するかが切実な課題なんです。

僕は、お菓子にも人にも多様性があっていいと思っています。ですからスタッフを信用することが僕のスタッフ教育ですし、その条件としては、いい顔で挨拶できる人間を選ぶだけ。人のいろいろな才能をすぐに判断できるわけじゃないし、最初はそれで充分なんです。僕自身は、オーケストラに例えればタクトを握った以上、トランペットやピアノの一番良い音を知っていなければならない。でも、それさえ知っていれば、いつでも円陣の真ん中にいる必要はないんです。

僕が、理想とするのはスタッフそれぞれが自分のやるべきことを考えて、それが解かっているような大人の職場。命令で動くロボットの集まりじゃ、しょうがないですね。
とはいっても、僕もこれまではみんなの中にズカズカ入って行って、ワァワァ言いもしたし、手を出したりすることも随分ありました。うちでは終礼といって一日の最後に製造スタッフが全員集まって打ち合わせをするんですが、その時でも一人で一時間以上話したりすることがありました。でも今では僕は、それに出て行きませんし、たまに行ってもありがとう、ご苦労さんだけ。
エーデルワイス時代に、上に立つ者は無能の人になるのが一番いいんじゃないかと思ってきました。自分の能力をギラギラさせれば、どうしても他人に対して必要以上に厳しくなってしまうと思ったからなんですが、実際にそうなるのは、なかなか難しいですね、けれどもなんとかそうした人に近づいていきたいんですよ。

この世界に入れてホントによかった。菓子を作っていると、ホッとするんです

社長直筆

僕は、自分で選んだわけでも何でもないんだけれど、お菓子屋に入れて本当によかったと思っています。今では、この仕事を天職というより、むしろ生き甲斐だと感じていますが、もしいい人に出会っていたら、どんな仕事でも天職になっていたかもしれません。ですから大勢の人との出会いの中で、お菓子を好きにさせてくれた人に感謝していますね。

僕は、自分の名刺に製菓技術者と書いています。野村監督の言葉じゃないけど、生涯一菓子職人でいいんです。これからも白衣を着て、菓子を作り続けていきたいし、僕にとっては、菓子作りはストレス解消法。作っているとホッとするんですよ。
ぼく個人は、60や70才になったら今の仲間たちと菓子を作ったり、遊んだりしたいな。結局ぼくからお菓子を取ったら何も残りませんしね。

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